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─■■──■■── 1 日 2 食 の 健 康 革 命
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──■■─ 松井 二郎
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─■■■■■■ vol.457 2015/ 6/20
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◆このメルマガは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私、松井の人生を変えた1日2食健康法を
お伝えして……いたのですが、
もうひとつ、すごいことを知ってしまったので、
いったん中断してそのことを書いています。
◆その"すごいこと"って?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
難病の原因と完治の方法です。松井はクローン病でして、
常識では死ぬまで治らないことになっていますが、
治る方法がわかっちゃいました。
◆これまでのあらすじ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1日2食を提唱し難病も治す甲田光雄医学博士のもと、
クローン病の治療をはじめるも、まもなく甲田先生が他界。
途方にくれていたが、
免疫力を高めることで難病を治す松本仁幸医学博士を知り、
松本理論による治療に取りくむ。
しかし"免疫のリバウンド"は想像を絶するものだった。
◇
こんにちは。松井二郎です。
前回の続きをどうぞ。
◆続・クローン病中ひざくりげ(117)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ついに体重39.5キロ。
クローン病になってからの最低記録を
塗りかえた。
120日で4.5キロやせてる……。
おれ、超ダイエッターじゃん。
100キロの巨漢ならこの減り方も
おかしくないが、
44キロだった奴が、これはやばい。
42キロのころはまだ体に力があるのを
感じたが、いまはない。何をするにも、
起き上がるのも、
トイレに行くのも、
洗顔するのも、
ヒゲを剃るのも、
漢方薬を飲むのも、
エレンタールを飲むのも、
歯磨きも、
風呂も、
布団に横になるのも、
いちいち全力をふり絞って、ようやく
ひとつずつをこなすのである。
とうとう外出用の杖を買った。
「松井さん、杖を持つようにしてください!」
そう読者さんからメールをもらったのが
6年も前である。
だが、それをやったら、一生そのままに
なるような気がして、怖く、
治る方向へ向けている心のベクトルが
それるような気がして、
厚意に深く謝しつつも、勘弁こうむっていた。
それをついに、買った。
◇
それにしても、エレンタール(栄養剤)
ばかり飲んでいるのに、なぜだ?
この衰弱は、ふつうではない。
そりゃクローン病という状態がふつうじゃ
ないのであるが、
ここのところ免疫のリバウンドというには
あまりに激しい症状が出ている。
これはほんとうに免疫のリバウンドなのか。
それとも妻の言うように単なる悪化か。
それをくい止めるために食事をやめたのに。
エレンタールしか飲んでいないのに……。
「まてよ? もしかして!」
だからなんじゃないか?
エレンタールが悪い、とは考えられないか?
忘れていた。真逆の発想。わたしの得意技。
いつもこれで難局を乗り切ってきた。
食べろと言われれば、食べない甲田医学。
免疫を抑えろと言われれば、免疫を抑えない
松本医学。
そうだ。やめて様子をみてみよう。
エレンタールを飲めと言われたのだ。
飲まないでみよう。
その日からである。
発熱がピタリと止(や)んだ。
腹痛が激減した。
1日30回だった下痢が10回になった。
腹がへこんだ。
痔瘻(じろう)までもがおさまってきた。
「エレンタールかいっ!」
◇
理解した。
この栄養剤を免疫は敵と見做(みな)して
攻撃していたのだ!
栄養剤を飲み始めて3年になる。
はじめは吸収できていた。
じっさい、入院したときはこれだけを飲んで
体重が増えた。
しかし、
この化学物質入りの栄養剤に対して白血球は
じょじょに抗体をつくるようになっていたのだ。
そしてついに栄養剤全体を敵と見做すように
なったのである。
そりゃ毎日39度近い熱が出るわけだ。
こんなに大量の敵を送りこんでいたのだもの
(900キロカロリーぶん)。
夕方からの発熱はしばらくおさまって
いたのに、また出るようになったのも、
さぼっていたエレンタールをまじめに
飲みだしたからだ。
じゃあ、かなり前からエレンタールのせいで
熱がでていたのか。
夕方から上昇してくるのは、
この大量の敵(エレンタール)を飲み終わる
のが夕方だから……。
食欲がなくなっていたのも、
いままでは腸の中の大量の敵(エレンタール)を
掃除するための戦いで手一杯だったから……。
◇
その食欲が、湧いてきた。
とはいえ、
この衰弱した体ではふつうの量は受け付けない。
幼児が食べるくらいの量を1日2食であるが、
「おいしい……」
なんという幸せ。
食べられるって、幸せ。
対して、便の量はすごい。
この小さなおなかのいったいどこから? と
訝(いぶか)るほど排便がある。
ろくすっぽ食べてないのに……。
「あっ! エレンタールか」
この大量のねっとりした便、まちがいない。
エレンタールは宿便となっていたのだ!
じゃあいままで栄養剤、吸収できずに
排泄(はいせつ)していたのか?
あんなに、具合だけ悪くなって。
ば……バカみたい……。
腸に消化中のものがあるときエレンタールを
飲むと何時間もオナラが出たのは、
エレンタールと混ざることで食事も敵と見做され、
吸収しようとする力と排泄しようとする力とが
拮抗(きっこう)し
消化不良をおこしていたのだ。
食事をやめてもガスが発生したのは、
エレンタールが宿便化していたから、
それが異常発酵していた……。
◇
これは"レミケード"を使った際の将来を
暗示している。
クローン病を抑える切り札とされる薬だが、
使って3年もたてば、レミケードに対しても
こうして抗体をつくるようになるということだ。
そしてそのころにはレミケードを使わないと
生きられない体になっている。
打つ手なし、だ。
2、3日で、オナラもほとんど出なくなった。
ああ、よかった。いつ腸が破れるんじゃないか
と……。
「あ!」
腸に穴があくのもエレンタールのせいだ。
エレンタールさえ飲まなければ腸に穴が
あくことはないのではないか?
発見! そうだ。きっと、そうにちがいない。
これはいよいよ、エレンタール、
やめねばならぬ!
(つづく)
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◆ 編集後記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まほろばの杖と名づけた。
え? だって装備品には名前つけなきゃ
(どれだけオタクだ)。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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心の痛みにあります。
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