2015年2月3日火曜日

≪お金借入≫アレだけでお金が借りれる!?/ISIL人質事件から見えてくるものとは?各界専門家が緊急声明【ちょい見せまぐ!】

2015/02/03 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
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今回のちょい見せ LINEUP!
 ≫ 『ISIL問題から、何を肝に銘じるか』 長尾たかし
 ≫ 『日本は新しい戦争に突入したのか?』 上杉隆
 ≫ 『後藤さんの悲劇を受けて、日本がやるべきこと』 小川和久
ちょい見せ! その1
 
ちょい見せ! その1
長尾たかしの「国会へ戻るまでに、これだけは言っておきたい」
 
今週は、これを言っておきたい
【ISIL問題から、何を肝に銘じるか】
 
  後藤健二さん、湯川遥菜さんのお二人がISIL(いわゆる、イスラム国という名のテロ組織)によって殺害されてしまいました。痛恨の極みです。心からお悔やみ申し上げたいと思います。

 彼等の死に我々は何を受け止めるべきなのでしょうか?

 テロには屈しない、これは当たり前の事、常識です。彼らの死を無駄にしてはなりません。我々が今回の事件に何を学ぶのか?です。

 まず、

 1.民間人は、どんな正義を以てしても特に危険な紛争地域へは行かない。
 2.行くのならば絶対に捕まってはならない。

 これだけは言えると思います。所謂、自己責任議論を展開する前に、この2点だけはあらゆる民間人が肝に命じることだと思います。

 戦場カメラマンの渡部陽一さんのご講演を聞いたことがあります。

 「生きて帰ってくることが戦場カメラマンの使命だ」

 と、穏やかな喋り口調でありながらも、語気を荒くお話になっていらっしゃいました。冒険家の植村直己さんも同様なことをおっしゃっていたと記憶しています。

 ネットで検索してみますと、「渡部さんご本人の言葉」かの情報ソースは曖昧ながらも、以下の原則は生きて帰って来るために、絶対に肝に命じなければならないことだと思います。

 1.最前線に行く時は世界最強の軍隊の自走砲部隊と行動する
 2.ゲリラが蔓延る地域には近づかない
 3.戦場が流動的なところには行かない
 4.国外の難民キャンプとかを中心に取材する
 5.護衛がいても危ない所には近づかない
 6.国境地域から一歩も紛争国の中には基本的に入らない
 7.捕まるやつはその時点でジャーナリスト失格
 8.ボディガードはその地域最強の奴を大金で雇う

 因みに私も、

 「中国を挑発するなっ」
 「どうせスタンドプレーだろっ」

 と、様々なご指摘をいただきながらも、これまでに尖閣諸島漁業活動に5回参加し、おそらくこれからも機会を得れば行く筈です。尖閣諸島周辺海域は紛争地域ではありませんが危険な所です。万が一事故を起こせば周辺に迷惑をかけます。常に安全第一です。

 そして、中国公船が性懲りも無く領海侵入を繰り返す海域です。10時間以上も我々が乗る小さな漁船が、中国公船に追尾され死ぬ思いもいたしましたが、もしも中国公船に日本の領海内で拿捕されたら?といつも考えています。

 それは最悪のケースです!

 おそらく我々は中国大陸へ連れて行かれ、裁判らしい裁判も受けることなく、即刻極刑かもしれません。この際、我々が命を落とすことが問題なのではありません。「日本の領海内で中国の施政権を行使した」という前例を中国に与えてしまうことが問題なのです。

 だから、絶対に拿捕されてはならないのです。

 「戦場ジャーナリストが生きて帰ってくることが使命」
 「冒険家が生きて帰ってくるということが責務」

 に加えて、わが国の主権問題が関わってくるのです。

 仮に拿捕されたならば、自害し死体というモノになる覚悟を、妻と共有しています。モノであればそれは国民ではありません。自身が漂流物などのモノになれば施政権は及びません。この覚悟が法的に有効かどうかはわかりませんが、少なくもそのくらいの覚悟は持って行動してきましたし、これからも行動していきます。

 さて、ISILは安倍政権批判をしていますが、日本政府の支援あくまでも周辺各国への人道的支援に徹されています。後藤さん、湯川さんの殺害が日本政府の責任だとするISILの主張に便乗した世論が発生しないように願いたいものです。

 二度と繰り返さない。 これがお二人への供養です。

 更には、憲法9条の出る幕ではなかったという事も事実。憲法9条でテロは防げませんし、平和を維持できません。これも証明されました。憲法9条こそが平和を作り上げると信じて疑わぬ方々におかれては、憲法9条を体にグルグル巻きにしてテロ組織に突入、立ち向かっていただくというのは如何でしょうか?是非ともご検討頂きたく思ったりもしますが、例えだけでヤメテおきます。

 最後に、日本政府にとっての課題も見逃されてはなりません。

 「情報収集、情報分析をしている」の繰り返しばかりでした。私が最も危惧するのは、収集され分析されたことを元に「何をするのか」が全く見えてきませんでした。「見せてなかった」というよりは、残念ながら「それ以上は何もできなかった」のだと思います。

 つまり、危機や有事に際して、具体的なオペレーションにたどり着かない我が国の法体系が露わになりました。

 米国がヨルダン人パイロット救出のために特殊部隊の投入を検討しているのではないかという一部報道がありました。当然の流れですが、我が国にそれができるのでしょうか??警察はもとより、自衛隊も自衛隊法により関連する事態に対してはそのオペレーションに携わることを許されていません。

 北朝鮮による拉致事件然り、今回の人質事件然り。残念ながら、我が国は在外邦人を守りきれる、奪還できる、救出できる法体系にはないのだということも、肝に銘じざるを得ないのです。
 
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ちょい見せ! その2
上杉隆の東京脱力メールマガジン
 
開戦
【日本は新しい戦争に突入したのか?】
 
  湯川さんに続いて後藤健二さんも斬首された。ダーイッシュ(イスラム国)の残虐さは改めて言うまでもない。今回の件で、誰を責めるべきかと言えば、迷いなく罪のない者の首を斬ったダーイッシュ一味だろう。

 だが、もちろんそれだけで話が片付くはずもない。ダーイッシュには過去13カ国が人質を取られているが、そのうち紛争当事国の英米露を除く9カ国は無事に人質を取り戻している。

 直接の攻撃を行なっておらず、歴史的にも比較的友好な関係を築いてきた日本がなぜなのかという疑問は拭えない。

 政府外務省の外交力の差だろうか。あるいは安倍首相個人の責任か、それともシリアに入った2人が責められるべきなのか。こうした近視眼的な見方はかえって物事を見えにくくする。

 これは、政治や行政やジャーナリズムだけの問題ではなく、日本人すべての問題なのだ。今回の失敗を直視しなければ、日本は再び戦争の辛酸を舐めることになりかねない。

 今回のメルマガでは問題を次の3つに絞って日本の失敗を分析してみる。

 1.安倍首相と日本政府
 2.湯川さんと後藤さん
 3.読売新聞と池上彰氏

 1 安倍首相と日本政府(外務省)

 安倍首相の強硬な姿勢とそれを支える政府、とくに外務省の失敗は速やかに検証されなければならないだろう。政治はすべて結果責任である。

 仮に2人の人質が無事に帰国していたら安倍首相には賞賛が待っていた。だが、最悪の結果は当然ながら国の最高責任者の責任でもある。実際ダーイッシュは再三、安倍首相を名指しした。それがリーダーの責任というものだ。

 だが、本質的には彼1人に責任を負わせるのは短絡に過ぎる。なにより外務省の不作為と怠慢が今回の結果をもたらしたのだ。昨年から人質が取られ、身代金を要求されているというのに有効な手段をとれなかった。フランスやスペインが、様々なチャネルを使って、複数の人質を無事に取り戻した実績から考えれば、明らかに日本の外務省は能力がなかったということになる。

 日本の外交は一元化されていることを善としているが、世界が多様化している現在ではあまりに未熟な外交姿勢だ。

 ダーイッシュにメッセージを発する際に、日章旗とイスラエル国旗を並べて首相に会見させる愚かな外交官など世界中探しても日本くらいのものだ。

 短絡的なテロとの戦いという勇ましい言葉と米英追従主義がもたらした悲劇だ。今回の失敗を受けて日本外交は根本から見直すべきではないか。

 昨年末であれば2億円で済んだとされるはずの身代金を、200億円以上にまでつり上げさせ、結果、取引に失敗し2人の国民を失った。外交努力はしたのだろうが、政治結果は失敗だ。

 また、外交の失敗の結果、日本は「新しい戦争」に巻き込まれたのだ。英米を中心とする「有志連合」に加わったことで、標的になったのはいうまでもない。

 2003年、スペインはアルカイダとの戦いに加わった故に、首都マドリッドで列車テロの襲撃を受けた。その後、スペインは政権交代の末、穏健な外交政策に変更したという経緯が有る。

 安倍首相と日本政府が「テロとの戦い」を強調するのはよい。だが、果たして、日本と日本人にその覚悟はあるのか。

 政府もメディアも未熟なこの国が、ダーイッシュを筆頭とする無法なテロリストたちと戦えるのだろうか。私は到底そう思えない。

 「有志連合」の戦線から離脱するのもまた外交だし、緩やかな撤退も外交判断だ。イスラエルの国旗を掲げながら、ダーイッシュに向けて記者会見をするような外交リーダーに国を預ける勇気はない。

 日本外交の失敗はあの瞬間に決したのかもしれない。
 
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ちょい見せ! その3
NEWSを疑え!
 
ISIL人質事件
【後藤さんの悲劇を受けて、日本がやるべきこと】
 
  本当に残念なことですが、後藤健二さん殺害の画像がネット上に投稿されました。

 後藤さん、そして湯川遙菜さんのご冥福をお祈りするにあたり、今後、同様な事態が起きたときのために、そして再発させないために、後藤さん殺害直前の状況の整理と今後の課題について記したいと思います。

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【ちょい見せまぐ!】 2015/02/03号(毎週火・木曜日発行)
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