中島 聡 マイクロソフトでWindows95、Windows98、Internet Explorer 3.0/4.0のチーフアーキテクトなどを務めた。現在シアトル在住。「エンジニアのための経営学講座」を中心としたゼミ形式のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界に通用するエンジニアになるためのノウハウを分かりやすく解説。 | 勉強の方法には色々とありますが、プログラミングに関して言えば、「覚える」ことよりも「考える力を付ける」事の方が遥かに重要なので、そこを意識して勉強すると良いと思います。 何かを頭ごなしに「暗記」するのは簡単ではないし、中身を理解せずに知識だけ増やしても実際の仕事には役に立ちません。あまり「覚える」ことを意識せずに、「なぜそうなっているか」を根本から理解するようにすることが大切です。 例えば、「オブジェクト指向」においては「情報の隠蔽」が重要ですが、単に「オブジェクト指向においては情報の隠蔽が重要」と覚えたところで、良いプログラムは書けません。逆に「なぜ情報の隠蔽が重要なのか」ということちゃんと理解できれば(そして実際のプログラミングで使いこなせるようになれば)、「オブジェクト指向」だとか「情報の隠蔽」などという言葉は忘れてしまっても問題ありません。 私が考える優秀なプログラマの定義は、「頭が切れて、問題解決能力が高く、何事も前倒しで仕事をする人」です。知識などは必要に応じて身につければ良いので、あまり重視していません。 |
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