2015年5月1日金曜日

「やぶ医師のひとりごと」 骨粗鬆症の予防4

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 ◆  やぶ医師のひとりごと    第 449号  ◆
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   2015年5月1日発行 購読者数 8033名
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  <本日のテーマ> 骨粗鬆症の予防4
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皆さん、こんにちは。

今回から購読して頂いた方、はじめまして。

循環器内科医のDr. Iです。



本日も「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」について。

まずは、前回までの復習。



 ●骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは

  ○骨の量が減って、スカスカになり、

   骨が弱くなって、骨折しやすくなる病気。

  ○骨折しやすくなり、寝たきりとか死亡するとか、

   そういう事が起こりやすくなる状態。



 ●骨粗鬆症の頻度と問題点

  ○骨粗鬆症になると、骨折しやすくなって、

   骨折したら寝たきり、歩行困難になる事も多い。

  ○骨折すると、死亡率も高くなる。



 ●どんな人が骨粗鬆症になりやすいのか

  1)、高齢者(加齢)  、 2)、遺伝

  3)、女性、(閉経後は特に)

  4)、生活習慣



 ●骨粗鬆症の診断基準

  1、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がある場合。

    骨密度値がYAMの80%未満、

    もしくは脊椎X線での骨粗鬆症化がある場合、「骨粗鬆症」



  2、脆弱性骨折(軽い力によって起こった骨折)がない場合。

   1)正常:骨密度値が若い人の80%以上、

       脊椎X線での骨粗鬆症化なし 

   2)骨量減少:骨密度値が若い人の70%ー80%、

       脊椎X線での骨粗鬆症化の疑いあり

   3)骨粗鬆症:骨密度値が若い人の70%未満、

       脊椎X線での骨粗鬆症化あり



 ●骨粗鬆症の検査

  ○問診

  ○単純X線検査、骨密度測定

  ○血液検査、尿検査



 ●骨粗鬆症の治療

  1,食事療法

  2,運動療法

  3、薬物療法

  4,理学療法

  5,手術



 ●骨粗鬆症の予防

  ○基本的には、骨の原料となるカルシウムを

   いっぱい蓄えて、骨を丈夫にする。
 
  ○間接的には、骨折しないようにする事も大事。

  ○若い時からカルシウム、ビタミンDを多く摂る。

  ○若い時から、運動する習慣をつける。

  ○若いときから、ある程度は日光に当たる。

  ○ある程度の年齢になっても、もう遅い

   という事はないので、気づいた時から始める。

  ○10代まで

   成長に合わせて丈夫な骨を造る。

  ○20代、30代の時

   骨の量を減らさない様にする。
  
   健康、骨粗鬆症に関心を持つ。

  ○40代から60代前半

   骨粗鬆症の検査をする等、

  「早期発見、早期治療」を目指す。

  ○65歳以降

   骨の量を今よりも増やす事は、ほとんど無理なので、

  「骨折の予防」、「転倒予防」が重要。



骨粗鬆症(こつそしょうしょう)っていう病気は、

骨が壊れる > 骨が修復される、 という状態なんで。

骨がスカスカになって、骨折しやすくなる病気です。



骨折したら寝たきりになるとか、歩行が困難になるとか、

死亡する事も多いんですよ。

骨粗鬆症になりやすいのは、

高齢者や女性、家族に骨粗鬆症の人がいる人。

お酒やタバコの飲み過ぎや運動不足の人です。



そんで、骨粗鬆症の治療なんだけど。

食事療法でとしては、カルシウムに加えて、

ビタミンDも摂る事が大事です。



そして、運動療法は、できる範囲で運動をして、

骨に負荷を与えてやるのが重要です。



薬を使う薬物療法という治療もあるし、

骨折したら手術とかして治療する場合もあります。



骨粗鬆症の予防の基本は、骨の原料となるカルシウムを

いっぱい蓄えて、骨を丈夫にする。

できれば若い時からやった方が良いです。

そして、ある程度の年齢になったら、検査とかして、

早期発見、早期治療も目指した方が良いです。



更に高齢になったら、骨折を予防するのが一番ですよ、

って話でしたね。



  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



そいじゃあ、今日も「骨粗鬆症の予防」について。

更に具体的に勉強していきましょうか!



 ●骨粗鬆症の予防4

前回も書いた通り、65歳以上の高齢者になると、

カルシウムを摂りまくって、骨を強くする。

というのは、ほとんど不可能なので。

より大事なのが「骨折の予防」になります。



そいじゃあ、骨折を予防するためにはどうすれば良いのか?

っていうと、高齢者の多くは、「転倒して骨折」する、

という場合が多いですから。

「転倒を予防する」という事が大事です。



具体的には、転倒するときっていうのは、

「バランスを崩して転倒する」

というパターンが一番多いので。



「バランスを鍛える」、って事が重要になります。

「骨粗鬆症の治療」でも書きましたけど。



運動をして、骨に負荷をかけると、

骨そのものも強くなります。

たいてい、運動療法っていうと、高血圧でも糖尿病でも、

高脂血症(脂質異常症)でも。

「有酸素運動」っていうものになります。



おおざっぱに言うと、ウォーキングとかジョギングですね。

ウォーキングやジョギングのような有酸素運動も、

やらないよりはやった方が、もちろん良いんですけど。



実は、「筋力増強運動」や「持久的有酸素性運動」、

「ストレッチング」では転倒を予防する効果は、

ほとんどない。



でも、「バランス訓練」で25%、「複合的な運動」で13%、

転倒発生頻度をそれぞれ抑制した。

というデーターがあるんですよ。

参照:FICSIT(Frailty and Injuries:
 Cooperative Studies of Intervention Techniques)研究



「高齢者の虚弱、転倒による傷害を減らすための介入方法を検討。

運動介入の中でも、バランス訓練および複合的な運動で、

特に高い転倒予防効果が得られた。」



だから、単純に「転倒予防」っていう点だけで言えば、

「バランス訓練」や「複合的な運動」をする。

という事が最も重要になります。



でも、「バランス訓練」、「複合的な運動」って、

一体どんな運動なんじゃー。

って、思いませんでした?

私は、思いましたよ(笑)



そいで、調べてみました。

 ○効果的なバランス訓練の特徴、

 (1)自分の体重がかかる(立位での)運動であること、

 (2)水平方向(前後左右)へのすばやい運動を含み、

   身体と頭部(眼球運動)の相互作用があること

 (3)垂直方向(上下)の振幅運動を含み、

   大腿部と股関節周辺の筋群が働くこと。
 


だ、そうです。

なんか、ちょっとわかりにくいけど。

おおざっぱに言うと。



ウォーキングやジョギングのように、単純に

まっすぐに歩いたり走ったりする運動とか。

ダンベルを持ち上げるような単純な運動ではなくって。

前に行くだけでなくって、横に動いたり。

しゃがんだり、跳んだりするような運動、って事っす。



具体的に言うと、エアロビクスとか、ダンスとか。

もっとゆっくりでも良いから、太極拳とか。

そんな感じの運動の事でしょうかねー。



激しい運動をする必要はないですから。

この位の運動だったら、無理しない範囲で、

高齢者でもできるでしょ。



大事なことは、「楽しんでやる」、「気持ちよくやる」

っていうことです。



楽しんで運動を続けて、骨折を予防してくださいね!



そんな訳で、本日も「骨粗鬆症の予防」について。

特に、「骨折の予防」についてでした。

そいじゃあ、今日はここまで。

いつものように、下にまとめを書いておきまーす。



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【今日のまとめ】

 ●骨粗鬆症の予防4

  ○骨折を予防するには「バランスを鍛える」事が重要。

  ○具体的には、エアロビクス、ダンス、太極拳のような、

   横に動いたり、しゃがんだりする事もある運動。

  ○楽しんで、気持ちよくやれる運動を続ける事が大事。



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【編集後記】

すいませーん。

またまた2か月ぶりになりますね。

忙しい、を言い訳にするのは嫌いなんですが、

申し訳ありません。



なんとかこのメルマガを続けていきたいので、

ペースを落としてでも書いていきますね。



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やばいですねー。

時間は作るものだ、って前から思っていたのですが、

実際のとこ、なかなか難しいっす。



































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