2017年3月14日火曜日

【怖いシムズ理論】

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   「一緒に歩もう!小富豪への道」

   ***** 2017年3月14日 Vol 595 *****

(現在の読者13,967)

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【事務所のポリシー】



弊社は規模の拡大を目的としておりません。


弊社の目的は資産運用の世界でより高みを目指し、
その成果を一人でも多くの方に役立てて頂くこと、
これに尽きます。

販促活動は極力行わず、事務管理や経理、事務所運営など本業と
関係のない業務は全てアウトソースし、徹底的に固定費を削減して
リーズナブルなご相談費用を設定する一方、資産運用に関する
コンサルは、代表の田中がお一人お一人心をこめて丁寧に対応
させて頂いております。

なお内容の中立性を維持するため、このメルマガは一切の
有償広告と相互紹介を受け付けておりません。



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【怖いシムズ理論】


みなさんこんにちは。

恵比寿顔で経済を語る好々爺。

安倍さんが総理になってから、量的緩和政策の理論的な
支柱であり続けてきた浜田さん(注)。

注)内閣官房参与、浜田宏一。アメリカのエール大学で
  名誉教授。量的緩和によるインフレ誘導を主導。

4年間にわたる量的緩和にもかかわらず物価が上がらない
現実をみて宗旨替えしたようで、最近はシムズさん(注)の
「シムズ理論」にご執心なようですね。

注)クリストファー・シムズ、ノーベル賞経済学者でアメリカ
  プリンストン大学教授、「物価水準の財政理論」の著者

なんでも『今のような超低金利下では、量的緩和によって
物価を上げることはできない』のだそうで、この『シムズ理論』に
浜田さんも目からうろこが落ちたのだそうです。

でもこのロジック、
なんだかヘンではないでしょうか?

そもそも物価が低すぎるから低金利誘導を行ってきたわけで、
低金利誘導と量的緩和はセットで考えられてきたはずです。

低金利下で量的緩和が効かないというなら、『ハナから量的緩和
など意味が無かった』と言い換えるべきではないでしょうか。

さらに危険なにおいがするのはこの『シムズ理論』です。

ここでもう少しシムズ理論を見ておきますと、
概ね以下が骨子だそうです。

・今のように超低金利下では金融政策(即ち量的緩和)は効かない
・デフレ脱却には政府が(野放図に)財政を拡大すればいい
・その結果貨幣に対する信頼性が低下⇒インフレが起きる
・インフレの結果、政府の借金の実質価値は下がる

つまりインフレによって国の借金の価値を下げるという理論で、
この考えはインフレ税につながります。

この考えを突き詰めれば『国民の貨幣に対する信認を低下させるが、
その信認低下をちょうど良い加減なところで止める』ということで、
『ちょうど良い加減』なところで止まらなければ、それこそ
ハイパーインフレと超円安で奈落の底です。

はたしてちょうどいい湯加減にインフレを誘導することなど
できるのでしょうか・・・人ごとだと思って無責任なことを
いってもらっちゃあ困ります。

我先に貨幣から逃げようとする人間の集団心理を、
ちょうど良い加減なところでとどめることなど、
できるとはとうてい思えません。

それでなくても政治家には常に財政拡大への
誘惑があります。

仮に政治家や評論家が『シムズ』理論を持ちだし、
政府が野放図に財政を拡大すればいったいどうなるでしょう。

特に浜田さんのように責任ある立場の方は、
過去の歴史をよく勉強し、発言には十分に注意して
頂きたいものです。

また『間違っていました』では、
取り返しのつかないことになってしまいます。

時間はかかりますが、構造改革によって生産性を
上げるほかに選択肢はないのだと私は思います。





では今回はこのへんで。



感想メールを頂けると助かります、できるだけ返事は書いています。

・参考になったところ
・反対のご意見
・自分はこう思う
・他にこんなこと教えて
・少し、解りにくかったよ

などなど、何でも結構です。

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あてお送りください。

メールの内容は、このメルマガや弊社ホームページで
(もちろんお名前を伏せて)ご紹介させて頂く場合があります、
困るという方はメールに「紹介不可」とご記入くださいね。




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【セミナーのご案内】


コインセミナーは一旦満席になりましたが、
一席だけキャンセルがありましたので、
追加募集させていただきます。


内容は以下の通りです。


タイトル:『資産運用としてのコイン投資セミナー』

□コインセミナー概要

・3/16(木)14:00-15:30
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実際にコインをご覧いただきながら、
購入の際の注意点、コインの見方、今後のねらい目などの
お話しをいたします。お話しだけではつまらないと思いますので、
僕が持っているコインをいくつかお見せし、コインの善し悪しの
見極め方、評価のポイントなど具体的にご説明いたします。また
最近の価格動向、今後の価格予想、ねらい目コインなど市況がらみ
のお話しもしてみたいと思います。


参加人数は最大で7名、費用は3000円(税込み)、ただし
「資産運用設計」「投資助言解約」をお結び頂いている
かたは無料です。


最大でも7名に達した時点で締め切らせて頂きます、
あらかじめご承知置き頂けますようお願いいたします。

お問い合わせは 03-3574-0670
お申込み:info@ginzafp.co.jp

なおいつものようにセミナー前後に無料お試し相談を
お受けいたします、特にコインに関係ないお話しでも
構いません。お受けできる時間は

・11:00-12:00
・12:00-13:00
・16:00-17:00(埋まりました)


です。ご遠慮なくお申し込みください。

以上、本セミナーが皆さまの今後の資産運用やライフプランにとって、
少しでもお役に立てれば幸いです。


     多数の皆さまのご参加をお待ちしております。




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【思いつくことなど】


学者というのは、
多かれ少なかれ皆自分の理論を実践してみたいという
欲求を持つようです。

今回お話しした浜田さん、シムズさん、
ヘリマネのバーナンキさん・・・

学者は失敗したら謝れば済みますが、
実験に使われるモルモットのほうはそれですみません、
政治家は都合よく採用したり利用したりしないで
欲しいものです。

一昨日『野村證券 第2事業法人部』(横尾宣政)
という本を買ってきました、まだ1/3ほどしか読んでいませんが、
かなり面白いです。

著者が野村証券に入社した時分のお話しですから、
もう40年ほどまえのことですが、それでも野村の社風と
いうか、証券業界の体質のようなものが見えて、
大変面白いです。その体質は今でも引きずっている
ように僕には思えます。

ここまでのところ筆者の入社体験談のようなお話しですが、
筆者は野村證券を辞めた後独立のコンサル会社を立ち上げ、
オムロン巨額粉飾事件で逮捕されることになります。

ここからどうやってオムロン事件に関与してゆくのか、
そして本当に筆者が前書きで書くように濡れ衣なのか・・・

ワクワクしてしまいます、
皆さんもぜひ読んでください!





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【このメルマガの著者 田中徹郎の書籍のご案内】

『アンティーク・コイン&実物資産で手堅く運用する』
 (田中徹郎 著:クロスメディア・マーケティング社刊)


日本やヨーロッパは大量の紙幣を供給していますが、
あいかわらず景気は低迷し、意図したほど物価は
上がりません。

アメリカは何とかゼロ金利を脱しましたが、
それでも景気の勢いは緩慢です。

当初は短期戦で終わるはずだった量的緩和は常態化し、
いつ終わるともしれません。

世界的なマネー過剰な状態が続くなか、
実物資産の相対的な価値が高まってきている
のではないでしょうか。

不動産は世界的にジワジワ上昇していますし、
不動産以外の実物資産・・・たとえば美術品や宝石、
コインなども上昇を続けています。

アンテナが高い一部の投資家は、すでに実物資産への
シフトを始めているといってよいでしょう。

本書は実物資産に的を絞り、資産運用や資産の防衛
という観点から

・アンティーク・コイン
・カラーストーン
・ワンルームマンション

への投資について、解説させていただきました。

コインについては巻頭で10枚ほどカラー写真を掲載し、
世界の名品コインについて1枚ずつ解説いたしました。
どれも資産価値の上昇が見込める素晴らしいコインたちです。

相場が急騰するイギリスコインに続き、今後上昇が
期待できるエリアについても解説しています。

そのほか

・30年前に1万円で買った中国のコインが、4500万円に
 値上がりした事例

・イギリスで1700年代に作られた大型金貨が、ここ10年で
 およそ10倍に値上がりした事例

・ミャンマー産の非加熱ルビーが、ここ10年で3〜4倍に
 値上がりした事例

など、ちょっとナマナマしいお話もしています。


以下はアマゾンのサイトです、買っていただけると
すごくうれしいです・・・


『アンティーク・コイン&実物資産で手堅く運用する』

http://www.amazon.co.jp/dp/4844374761



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『日本が財政破綻しても資産を奪われない10の投資』
 (田中徹郎著、2013年幻冬社MC刊)

タイトルはちょっとおどろおどろしいですが、
これは僕のネーミングではありません、
出版社の方が決めてくれたものです。

たしかに我が国の財政破綻は、目先起きうるリスクの
一つではありますが、世界を見渡せば、米国、欧州はもちろん
中国やほかの新興諸国ですら、次の金融危機の震源になる
可能性があります。

マネーの大量供給が常態化し、ますます不安定化する
世界のなかで、私たち日本人はいったいどうやって
自分たちの資産を守り、自分たちのライフプランを
維持すべきなのか・・・

そんなことを皆さんに考えてもらいたくて
書きました。

僕のこの10年の集大成です。

前半は日本の危機的な財政状態、米国の強欲マネー暴走の可能性、
ユーロの本質的な矛盾、中国のシャドーバンキング
にまつわる問題など、世界で危機の震源になりうる
諸問題について深く考えてみました。

後半は不安定化する世界で、自らの資産を防衛するための
具体的手法について紹介させていただきました。

株や債券など伝統的な金融商品にとどまらず、インフラETFや
不動産、貴金属、ヘッジファンド、アンティークコインから
プライベートバンクまで、ちょっと他の本ではみられない
幅広い手法を紹介しています。

『日本が財政破綻しても資産を奪われない10の投資』
http://books.rakuten.co.jp/rb/12609254/

興味をお持ちの方は読んでみてください。

たぶん最後の10ページだけでも777円の価値は
あると思います・・・


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「50歳からの30年!!ゆうゆう生きるお金学」
(田中徹郎著、2005年こう書房刊)

この本は、よくある「投資本」とは少し違います。

日本の財政破綻リスクと私達はどう向き合ってゆけばいいのか?

今後年率2%程度の緩やかなインフレ状態を迎えた場合、
私達はどこを目標にして資産を運用して行けばいいのか?

危険な香りがする金融商品は、本当に危険なのか?
安全だという顔をした商品は、本当に安全なのか?

こんなテーマをどうすれば皆さんにわかり易くお伝えできるか・・・
そんなことを考えながら書きました。

50歳になった人も、まだまだ50歳まで時間がある人も・・・

        是非一度お読み下さい!

2005年に書いた本ですが、参考になると思います。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4769608748


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【お断り】


スマホでお読みの方に配慮し、

【事務所のポリシー】
【ご挨拶】

はメルマガの末尾に移動させていただきました、
あしからずご了承のほどお願いいたします。



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【ご挨拶】

初めてお読みいただく皆様へ。

銀座なみきFP事務所の田中です。
このたびは、当コラム配信にご登録頂き誠にありがとう御座います。


このコラムでは、国内で市販されている株式投信、保険、債券など伝統的
な金融商品にとどまらず

・海外ETFやヘッジファンド
・商品インデックス・ファンド
・国内の不動産や海外の不動産
・スイスのプライベート・バンクを使った運用諸手法
・相続や節税に関する諸手法
・貴金属地金
・美術品や美術品ファンド、ジュエリーなど
・世界のクラシック・コインやクラシック切手
・法人保険を用いた節税手法


などさまざまな金融商品や投資手法のなかから、私独自の視点で
選んだテーマと、それらに対する私の考えなどを、皆さまにお話しして
行きたいと思います。

また時には歴史のこと、社会のこと、人間の心理のこと、芸術に関する
ことなど、資産運用と関係のないお話をさせて頂くこともありますが、
それは私には資産運用と、このようなテーマはどこか奥の深いところで
つながっているように思えるからです・・・


いずれにしましても、このメルマガがすこしでも皆様の生活にお役に
立てば幸いです。


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■ご注意

本コラムの発行にあたり、記事の正確性には十分に留意しておりますが、
本コラムの内容に基づくあらゆる投資について、当社では責任を取るこ
とはできません。

また本コラムは読者への情報提供、あるいは資産運用に関する啓蒙を
目的として発行されており、いかなる投資商品の勧誘を行うものでも
ありません。


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 など個人向け相談をお受けしております。興味のある方は覗いてみて
 ください。

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  相談料について(抜粋)

□資産運用設計:50,000円(+消費税)

 一年以内でしたら何度でもこの金額内でお受けしております。

□投資助言サービス:助言対象資産の増加分に対して12%(+消費税)の
 成功報酬のみ頂戴しております、1000万円からお受けしております。

□資産運用に関するセカンド・オピニオン・サービス:20,000円(+消費税)
 資産運用に関する、第三者助言を行います。申し込みから1ヶ月間有効、
 一回の面談を含みますが、完全オンラインのみの完結も可能です。

医療におけるセカンド・オピニオンと同様、資産運用の世界で
中立かつ第三者的アドバイスを行います。


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