デング熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されるデングウイルスにより発症する疾患であり2日〜7日ほどの潜伏期間の後、高熱や激しい頭痛、関節炎、発疹などの症状が現れます。死亡率は1%と低いものの、特効薬がなく「蚊に刺されないこと」が唯一の予防法です。また、稀にデング出血熱となってしまい治療が遅れてしまうと死亡することがあるため注意が必要です。
蚊が媒介する主な病気は減少傾向にありますが、このデング熱は増加傾向にあり、世界中で毎年1億人の患者が発生しています。感染地域は東南アジア、南アジア、中南米から、中国南部、アフリカなどに拡大しています。
夏場に蚊をよく見るのは、日本にいる主な蚊の「活動に適した気温」が25℃〜30℃だからです。室内でよく見るアカイエカは25℃前後、室外でよく見るヒトスジシマカは30℃前後で活発に活動します。ただし、30℃を超えると蚊があまり活動しなくなるため、刺されるリスクは低くなるようです。
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