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2013年2月14日木曜日
1泊2食100円から!箱根・伊豆・京都/篤姫ゆかりの指宿温泉郷・池波正太郎が愛した老舗コーヒー店を紹介【旅まぐ】
2013/02/14
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■1泊2食100円から!箱根・伊豆・京都
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【今週の旅の目次】
◇
郷愁の原風景
◇
広報ひとみの京都だより
◇
まぐまぐからのお知らせ
◇
地球の歩き方〜海外特派員だより〜
【編集部より】
今週の『郷愁の原風景』は鹿児島の指宿温泉郷を特集!
『広報ひとみの京都だより』では池波正太郎が愛した老舗コーヒー店をご紹介します。
今週も『旅まぐ』をゆっくりとお楽しみください。
寒が明けてもなお残る寒さ、つまりは立春後の寒さのことを余寒と呼ぶのですが……、「余」と言うにはあまりに厳しい寒さが続きます。温泉が恋しい季節は当分明けそうにありませんね。今週は鹿児島県の指宿温泉郷をご紹介します。
指宿温泉郷とは、摺ヶ浜温泉、弥次ヶ湯温泉、湯之里温泉など、指宿市東部にある10あまりの温泉群の総称。豊富な湯量を誇り、800とも言われる源泉からの湧出量は、一日あたり約12万トンに及ぶのだとか。
年間の平均気温は18度、海岸沿いの椰子の木が南国ムードを演出する九州を代表する温泉リゾートは、かつて「東洋のハワイ」と呼ばれ、新婚旅行のメッカでもありました。
そんな指宿温泉郷には地元の方々とふれあえる公衆浴場も多く、公営・私営を含めてその数15軒以上。中でも人気なのが、薩摩島津家第27代当主・島津斉興公が設けた湯殿をルーツに持つ「殿様湯」です。
湯船に彫られているのは、丸に十字の島津氏の家紋。歴史好きにもたまらない浴場です。泉質は塩化物泉で、適応症は胃腸病、皮膚病、糖尿病、筋肉痛など。入浴料250円で、殿様気分を味わってみてはいかが?
指宿と聞いて思い浮かぶのが、砂むし風呂。そんな方も多いのではないのでしょうか。江戸の元禄時代から親しまれていたというこの砂むし、体内の老廃物を排出する効果が医学的に実証されているのだとか。砂浜で波の音を耳にしながら過ごすリラックスタイムは、老廃物と一緒に日頃のストレスも流してくれそうですね。
江戸幕府第13代将軍徳川家定御台所・天璋院篤姫もその幼少時代、たびたび訪れたという指宿温泉郷。高い美肌効果も認められる南九州の温泉を楽しむ旅に、あなたも出かけてみませんか?
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京都の老舗カフェ イノダコーヒ
こんにちは!広報担当のひとみです!先週から始まった『広報ひとみの京都だより』。たくさんのメッセージありがとうございます!
今週は京都のカフェをご紹介します!京都って観光地だけあって有名な喫茶店が多いのですが、最初に紹介するのなら…と迷ったのですが、はやりイノダコーヒは外せないと言うワケで行って来ました!
さすが創業1947年の老舗有名店だけあって重みのあるゴージャスな店内!(上の画像は店内ですが、レンガ造りだったりします)
今回、私がオーダーしたのは
アラビアの真珠
!注文する際に「ミルクとお砂糖は入れますか?」と聞かれるので両方入れでオーダー♪
飲んでみると、程よい酸味の後にコーヒーのほろ苦さと甘みが広がります♪ミルクが入っているのですが、スッキリした後味なのでブラック派の方にもオススメです!
かつては、池波正太郎先生や黒澤明監督も愛したというイノダコーヒ。京都へお越しの際には立ち寄りれてはいかがでしょうか。
あ、週末や祝日の午後3時から5時くらいまでは混雑していますが、時間をずらせば待つことなく入店できますよ。
イノダコーヒ
1940年、コーヒーの卸売りを始めた猪田七郎が、戦後1947年にコーヒーショップとして創業。谷崎潤一郎や池波正太郎が常連客だったことでも有名。
住所:京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140
広報ひとみ
まぐまぐ広報担当。勤務地は京都。入社4年目の24歳。
好きな食べ物はカレーとグミ。あとちょっと匂いフェチです。
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イタリア・ナポリの Carnevale 謝肉祭
2月12日はカーニバルです。イタリア語では Carnevale(カルネヴァーレ)といい、日本語の謝肉祭にあたる日。子供達はカーニバル休暇と称して学校が休みになりますが、公共機関がお休みになることはなく、大人にはさほど関係がありませんし、観光にも影響はしません。
ただ、この時期は道を歩くにあたって用心しなければなりません。イタリアの子供達はハロウィンの時よりもよっぽど気合いを入れて仮装をします。なぜならハロウィンとは違い、カーニバルはキリスト教カトリックの宗教行事で、イタリアが発祥の地なので祝福の雰囲気が完全に浸透しているからです。
女の子はほとんどがディズニープリンセス、男の子は去年から特にスパイダーマンが多いですが、トイストーリーのキャラクターや、カーズ、海賊、消防士さんや警官に至るまで様々。
この「いたずら」にも伝統があります。そして、「謝肉祭ではどんな冗談も通じる」という諺さえ生まれました。つまりこの「いたずら」に対して怒るのはナンセンスだということ。
時は18世紀のベネチアにまで遡ります。当時は大人の間の「いたずら」だったのです。
ラテン語で carne とは肉、vale とは別れ。キリストの復活を祝う復活祭前に、カトリックでは肉の断食期間があります。Carnevale の翌日からの断食に備えて、この日は欲望に任せて肉を食べ、酒を飲み、踊って祝おうという日になりました。そして食欲のみに限らず、翌日から始まる禁欲の日々に向けてすべての欲望を吐き出してしまおうと晩餐が開かれるようになり、始まったのが「仮面」による変装でした。
素性を知られないよう一夜の火遊びを楽しみ、それについては夫婦間で争いっこなし。儀式として「いたずら」をする上で、結婚生活の崩壊の危険などはあり得なかったのです。
私は二年前にベネチアでのカーニバルを体験しました。それはもうエレガントで、オペラの世界に入り込んだような、もしかしたら本物のカサノヴァに出会ったのかもしれないような、ミステリアスな一日でした。一瞬アイデンティティを忘れます。みんなが自分ではない誰かになって、いつもとは違った視点から楽しめるのがベネチアのカーニバル。
ナポリのそれとは少し違います。ナポリでは子供が主役で街がさらにゴミだらけになって、毎日のいたずらが今日は堂々とできてしまう、、といったものでしょうか。
それでもお祭り好きのナポリ人たちが、楽しそうに街を歩いているのを見るのも悪くありません。
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【旅まぐ】 2013/02/14 号(毎週木曜日発行)
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