最近のニュースで、インフルエンザの予防接種は意味がないのではないか?という報告が慶応大学からされており、皆さま迷ってしまうのではないでしょうか。我々の考え方について再度まとめておこうと思います。
インフルエンザ予防接種は、日本では注射による予防接種が推奨されております。接種年齢は、30年前からの経緯で一般的に1歳以上を対象としており(平成23年の改定で適正なワクチン量を生後6ヶ月から接種可能です)、6ヶ月から12歳までは2回接種(間隔は2〜4週間)、13歳以降は1回接種とされています。ワクチンの予防効果は20〜30%程度とされており、通常3種類のインフルエンザに対して予防効果を持つワクチンが供給されます(今年度より4種類のワクチンとなるため価格が上がります)。
予防効果については、年齢が上がるとともに高くなるとも言われており、研究によっては60%程度と言われることもあれば、ほとんど効果がないとされるものもあります。皆様も「接種しているのにインフルエンザにかかった」ということを聞くことがあると思いますので、確率論的には20から30%程度というのは妥当ではないかとお感じになるのではないでしょうか?その予防効果期間は、4ヶ月程度と言われているため、流行の時期から逆算してワクチンを接種しておく必要があります。
≫続きを読む |
0 件のコメント:
コメントを投稿