二条城は、徳川家康が権力にものを言わせ、1602年に各地の諸大名を総動員して築城されました。幕府の御用絵師集団の狩野派が絵を描き、当時を代表する作庭家小堀遠州が庭を造り、諸大名に各地の名石を献上させた完璧な城です。
しかし二条城はなぜか南北に走る路に対して軸が約3度東に傾いています。その様子は、地図を見るとハッキリと分かります。
二条城が建てられる700年以上前に桓武天皇によって平安京の都が造営されました。この時北極星を目印に方位を決めて、碁盤の目の路を造営しました。縦に走る路は、南北の軸に対して平行に造られています。
1602年、家康が二条城を造営した時は、キリスト教が日本に伝来し、宣教師が来てルネサンス期の最新の技術が入ってきた時代です。
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